健康企画での自律神経バランス測定器導入
2007年7月12日(水)に「リハビリヨーガ」をスタートしました!
不可抗力な怪我(事故やスポーツなど)が原因での障害に悩む方たちに
整体の考え方を取り入れたヨーガでQOL(クオリティー・オブ・ライフ)やADL(アビリティ・デイリー・ライフ)の向上を提供するヨーガプログラムです。
整体(姿勢保健均整学)の考え方とは、今出ている痛みは姿勢の歪みや内臓の疲労などが原因であり、内臓疲労から来る筋肉の緊張や骨格の歪みを正せば回復に向かうという考え方です。
今回は急性腰痛で腰を伸ばせない方や、半月板損傷のため正座が出来ないなど
色々な症状を持つ方々にご参加いただきました。
今回は参加された方の感想文をご紹介させていただきます。
Kさん 70代 男性 感想
6ヶ月ぶり、いや、1年ぶりに正座が出来てびっくり、非常に驚きました。
「遠くから攻めよ」という言葉をまさに実感しました。
《ヨーガ実施前の自律神経バランス》
【着目点:1】
理想の平均値は40~60 ですが、少し低めでちょっと元気がない状態ですね。
身体がだるい、やる気が出ないなどの状態の時には、平均値が低くなっていることが多いです。
【着目点:2】
肝経には緊張があり、慢性的なストレスや継続的な筋肉の緊張などが結果として出ています。
半月版損傷で半月版を取り除き、痛みが出ているのも左膝ですが、右の肝経絡のほうが緊張が強いですね。
話を伺うと「もともと右の坐骨神経痛がひどかった」とのこと。
つまり、右足の痛みをかばっていたら、左膝に過度な負担がかかってしまい痛めたのではと、推測出来ます。
《ヨーガ実施後の自律神経バランス》
【着目点:1】
平均値があがり、肉体的に若々しく、活発になってきています。
【着目点:2】
実施前には緊張が出ていなかった胃経・肺経に反応が出てきていますが、これは隠れていた疲れが出てきた と判断します。
慢性的になればなるほど、自律神経は 疲れた身体に合わせて安定します。
結果、体調が悪くても自律神経バランスは安定しているという結果が出るのです。
これから数時間かけて疲れの取れた身体に自律神経が合わせて安定していきます。
肝経の緊張は残りますが、ヨーガでリラックスできる時間が増えれば、緊張も徐々に抜けてくるでしょう。
Iさん 40代 男性 感想
今回自律神経バランスチェックを使ったリハビリヨーガを体験させていただいた理由ですが、4日前にギックリ腰をしてしまい、左の後背筋あたりに痛みあり腰を曲げた状態で参加させていただきました。
気血水の言葉通り、痛い部分ではなく原因であるお腹のツボをほぐして頂いただけで
すごいスピードで治っていくのを自分自身の身体で体感できたことがとても感動しました。
今後のビジネスにしっかりと組み込んで実施していきたいのと
社会貢献としてやっていきたいと感じました。
ありがとうございました。
《ヨーガ実施前の自律神経バランス》
スポーツクラブの支配人をしている I さんは多忙を極める毎日です。
継続的にのしかかるストレスと、睡眠不足がチャートから見えてきます。
【着目点:1】
手の平均値(H1~H6の平均)と足の平均値(F1~F6の平均)の逆転が起こっている部分。
これはかなりの長期間強いストレスがかかり、自律神経バランスが大きく崩れていると読み取れます。
【着目点:2】
足のバランスが整って見えますが、実際には足の筋肉はカチカチでかなり腰への負担となっています。
筋肉に関係する肝経に左右差(LとRの数値の差)が現れているのも見逃せません。
左右差があるということは筋肉に硬直があることが多くみられます。
《ヨーガ実施後の自律神経バランス》
【着目点:1】
ヨーガ実施後は、まず平均値があがっていきました。
睡眠不足で弱っていた交感神経系の活動が活発になってきたと読み取れます。
【着目点:2】
手の平均値と足の平均値の逆転はより大きくなりました。
しかしこれは、筋肉運動をしたことによる一時的な変化です。
肝経の左右差はキレイに解消されていますので数時間後には自律神経バランスも整っていることでしょう。
皮膚や免疫に関係する肺経の左右差もキレイに整ってきました。
ヨーガの効果は I さんの感想を読めばわかります。
上記に掲載していますので、ぜひご覧ください。
《ヨーガ実施前後の自律神経バランス多重比較》
青がヨーガ前 、赤がヨーガ後 です。
【着目点:1】
主に、肺経・肝経・膀胱経がより0パーセントに近づき、左右差が解消されています。青がヨーガ前
睡眠不足から来る倦怠感や筋肉の緊張の解消ができ
ストレスが緩和したために免疫と関係する肺経のバランスも整ったと考えられます。